1942年(昭和17年)、経済産業界の経営効率化の促進を目的として創設した「社団法人日本能率協会」のグループ企業、日本能率協会マネジメントセンターについて述べていきます。
戦前から、経営効率の向上を主眼とし、ノウハウを蓄積してきた日本協会が、1991年に満を持して設立した社員教育会社であり、「能率手帳」を手がけることでも知られています。
法人向けサービスとしては、社員研修を筆頭に、社内向けの通信教育やeラーニング、調査・コンサルティング、ビデオ教材など幅広い事業を手がけています。
また、法人向けのみならず、個人向けにも能率手帳の販売をはじめ、ビジネス書の編集・販売や就職転職支援といった事業も展開しています。
本社は東京・東新橋にかまえ、事業所は札幌、仙台、横浜、名古屋、京都、大阪、広島、福岡などの全国主要都市に設置されています。
依頼した企業に講師が出向く派遣型(集合研修)をメインで実施しており、研修のラインアップは「階層別研修」「キャリア研修」「テーマ別研修」と大分類されています。
階層別には、新入社員向けから経営幹部向けまでの14コース。キャリア研修には、30代、40代、50代向けに分かれ全6コース。テーマ別研修はリーダーシップ、問題解決力、CS、モノづくりなどに分かれ全24コースとなっており、会社のニーズに合わせたものを選ぶことができます。
期間は2日~数日程度、料金は会社の規模や参加人数に応じた内容の細部を調整した上での個別見積もりとなっています。
派遣型のみでなく、通学型および合宿型の研修(JMAMビジネスカレッジ)も用意されています。
企業の枠を超えた参加者同士が同じ課題に取り組む事で、視野や視座が広がるだけでなく、参加者同士の対話やフィードバックを活用する事で、深い「気づき」を引き出す事が目的だそうです。
また、研修終了後の職場での実践によって、行動の習慣化を促す仕組みとなっています。
【通学型】
【合宿型】
なお、通学型に関しては基本的に東京本社のセミナールームで行われるため、地方在住者は上京する必要があります。